本記事では不動産業界の大手6社が運営する一括査定サービス「すまいValue」について、土地活用プランナー※の資格を持つ筆者がレビューしました。
※今まで10名以上の不動産売却の相談にのった経験があります。
結論からいうと、他の一括査定サイトにないすまいValueの顕著な強みは2つ。
- 絶対に大手に査定してもらえる
- 査定や売却後もサポートしてもらえる
上記の強み含めて、弱みについても包み隠さずお伝えしていきます。
「すまいValueの利用価値って運営会社が大手なだけじゃない?実際のサービスはどうなの?」
そんな風に考え迷っている方も、最後まで読んで利用するかどうか判断してみてください。
POINT関連記事不動産の一括査定サービスについては下記ページで詳しく解説しています。
Contents
不動産一括査定「すまいValue」のサービスとは?
すまいValueは売却したい不動産の物件がある人を対象にした不動産一括査定サービス。
査定申込み~契約成立までの流れ
- 公式HPで不動産の情報や連絡先を入力する
- 不動産を査定できる業者が自動でピックアップされる
- ピックアップされた業者から希望の業者に査定を依頼
- 査定を依頼した業者から査定価格が届く
- 査定価格を比較して売却を進める業者を選んで相談
査定結果を比較検討する中で、お気に召す企業があればそのまま不動産売却の仲介をお願いできます。
査定を依頼した業者に不動産売却の相談もできる
すまいValueは査定を依頼した不動産会社に不動産売却のさまざまな相談ができます。
- 「売却までにいくらかかる?税金は?」
- 「高価売却にむけてしておいた方がいい準備は?」
- 「登記など法的に必要な手続きは?」
相談相手はすまいValueの運営会社大手6社に在籍する不動産のプロたちです。
「大手不動産会社の人に売却の話をきいてみよう」くらいの心持ちで気楽に利用してみましょう。
関連記事以下の記事では不動産売却にかかる費用について詳しく解説しています。
すまいValueを利用するメリット5つ
すまいValueを利用するメリットは5つです。
- すまいValueの運営会社はすべて大手
- 無料で査定してもらえる
- 1回の入力で最大6社まで査定を依頼できる
- 業者のしつこい営業が無い
- 査定や売却後のサポートが充実している
①すまいValueの運営会社はすべて大手
すまいValueの運営会社6社はすべて大手です。
- 三菱地所ハウスネット
- 東急リバブル
- 小田急不動産
- 野村の仲介+
- 住友不動産販売
- 三井不動産リアルティ(三井のリハウス)
すまいValueの運営会社の特徴は以下のとおりです。
すまいValueの運営会社6社とは
三菱地所ハウスネット:中古の戸建てやマンションなど不動産の流行に敏感。柔軟な対応で顧客を満足させる。ネットワークを駆使した売買に定評のある不動産会社。
東急リバブル:グループ子会社をとりまとめ自社ブランドマンションの企画販売も行う売買の仲介を先導する不動産会社。
小田急不動産:小田急電鉄直系の不動産会社。小田急線沿線の町づくりの一環として地域に根づいた強力な売却力を発揮。
野村の仲介+:不動産仲介の売却と購入で顧客満足度はトップクラス。顧客1人1人を大切にする行き届いたサポートで長く喜ばれるサービスを提供。
住友不動産販売:全国に広がるネットワークを持ちチラシや新聞、自社サイトでの広告戦略で不動産の仲介力は業界No.1。
三井不動産リアルティ:三井不動産の子会社で売買取扱件数34年連続No.1(1986年度~2019年度)。不動産市場の整備と拡大を図り歴史と先進性を兼ね備える。
すまいValueは他の不動産一括査定サービスと一線を画す
すまいValueは「不動産会社自らが一括査定サービスを運営している」という点で、他のサービスと一線を画します。
【すまいValueとその他一括査定サービスの違い】
■その他一括査定サービス
IT企業が「一括査定サービス」のプラットホームを制作して、営業を通じて不動産会社に登録してもらう
→できるのはあくまで「査定」だけ。オーナーと業者のマッチングまでしかサポートしてくれない。
■すまいValue
不動産会社が運営している
→査定やその後の仲介契約、売買契約まで全て面倒をみてくれる
すまいValueは、いわば売却で迷うオーナーの駆け込み寺のような存在です。
②無料で査定してもらえる
すまいValueの利用料金は無料です。
査定や売却の相談、契約にいたるまで一切費用がかかりません。
あくまで「不動産を売りたい人を集めるために」運営しているだけだからです。
その後の仲介や売却の手数料で利益を上げているので、あえて集客をキャッシュポイントにする必要はないのでしょう。
※仲介や売却の手数料は、どこの一括査定サービスを経由しても発生します。すまいValueに限ったことではありません。
③1回の入力で最大6社まで査定を依頼できる
すまいValueは1回の入力で最大6社に査定を依頼できます。
上述した通り診断されるのはすべて大手。
複数の大手不動産会社から査定価格を受け取れます。
すまいValueでは机上査定が依頼できる
運営会社を見る限り敷居が高そうなすまいValueですが、査定方法は机上査定を採用しています。
すまいValueで選択できる査定方法は以下の2種類です。
- 机上査定:周辺の同じ条件の物件の事例などから価格を算出する、メールだけですむカンタンな査定の方法
- 訪問査定:オーナーと不動産会社がともに売却物件がある現地に赴いて時間をかけて正確に査定する方法
査定結果が届くまで、机上査定であれば訪問査定ほどの時間を要しません。
簡単かつスピーディに大手の不動産会社から査定してもらえるのがすまいValueの机上査定です。
④トラブル発生率が低い!業者のしつこい営業がない
すまいValueで業者からしつこい営業を受けることはありません。
査定を依頼する不動産会社はすべて信頼できる大手の不動産会社です。
悪徳業者が紛れ込んでいる可能性は少ないといえます。
他の一括査定を利用して業者の無作法な営業にいやな思いをされた方でもすまいValueであれば安心です。
⑤査定、売却後のサポートが充実している
すまいValueは「査定したらそれで終わり」という、数多くの他社一括査定サイトと異なりアフターフォローが充実しています。
すまいValueの運営会社は不動産売買や取引の経験が豊富な老舗の不動産会社です。
- 運営上のトラブル
- 税務の相談
など、売却後もサポートしてくれます。
すまいValueを利用するデメリット2つ
すまいValueを利用するデメリットは2つです。
- 査定できないエリアがある
- 業者はすべて大手だから選ぶときに迷う
①査定できないエリアがある
すまいValueは登録業者を大手に絞っている分、カバーできている査定可能エリアが狭いのがネック。
査定に対応しているエリアは以下の通りです。
すまいValueで査定できる24の都道府県北海道、宮城、東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木、茨城、群馬、山梨、愛知、岐阜、静岡、三重、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山、岡山、広島、福岡、佐賀
また上記した24都道府県であっても査定できない場合もあります。
公式HPで査定できないと診断された方は、全国に対応する「イエウール」や「HOME4U」を利用してみましょう。
全国対応の一括査定サービスをチェック
②運営業者はすべて大手だから選ぶときに迷う
上述の通り、すまいValueの運営会社はすべて大手です。
診断された不動産会社で査定価格に差がなかったら1社に絞り込むときに迷ってしまうかもしれません。
そんなときは不動産会社に直接連絡をとり話をきいて、担当者の人となりを判断して決めましょう。
すまいValueの運営会社であればどんな業者であっても懇切丁寧に対応してくれます。
業者選びは複数の大手不動産会社の貴重な意見を聞く機会です。
不動産売却に必要な知識をとりいれながら焦らず1社に絞り込みましょう。
すまいValueを利用するのがオススメの人
以上、すまいValueのメリット・デメリットふまえ利用がおすすめの人は以下のような人たちです。
- 不動産売却は絶対大手に査定してほしいと考える人
- 業者に安心して売却を任せたい人
- 都心に物件を持つ人
- 信頼できる一括査定サイトがいい人
- 業者のしつこい営業やトラブルを避けたい人
- 売却後など面倒見がいいサイトがいい人
すまいValueは名だたる大手の不動産会社が査定から相談、その後のサポートまでしてくれる一括査定サイトです。
「なれない不動産売却の第一歩として信頼できる不動産会社に査定してもらい、相談もしたい」
そんな人はトラブルもしつこい営業もない一括査定サイトすまいValueがおすすめです。
すまいValueで不動産一括査定を申し込む流れ
すまいValueの一括査定を利用する流れは以下の通りです。
以下スマートフォンでのキャプチャをそえながらSTEP1の入力の手順を解説いたします。
まずはすまいValueの公式HPへ移動してください。
①「物件種別」「都道府県」「市区町村群」「町名」を選択し「無料査定スタート」をタップ
この先「必須」がうまっていてれば査定出来ます。
「物件種別」「都道府県」「市区町村」「町名」をタップして選択し「無料査定スタート」をタップしてください。
②「物件の詳しい所在地」「土地面積」を入力
「丁目」をタップして選択し「番地」「土地面積」を入力してください。
※「土地面積」は㎡か坪のどちらかで、おおよその値でかまいません。
③「物件の状態」「物件所有者の名義人」をタップして選択
「物件の状態」「物件の所有者について」はどちらも必須です。
※「その他」を選択したら物件の所有者との関係を正しく記入しましょう。後の業者とのやりとりがスムーズになります。
(「共有」名義とは夫と妻、親と子など複数人で物件を購入した場合を指します。家族以外で、名義人本人から委任状を受け取ったり法的な所定の手続きをして土地の権利を譲り受けた場合は「その他」にチェックしましょう。)
④「要望・連絡事項」を入力し「査定理由」をチェック
要望やその他の連絡事項を入力します。
※査定の理由が他にある場合や、業者との連絡手段など入力しておくと後の業者とのやり取りで無駄な時間が省けます。
⑤「査定方法」をチェック
上述したとおり机上査定であれば気軽に査定を申し込めます。
- ザックリでいいから早めに査定価格を知りたい
→机上査定 - 時間がかかってもいいから、より正確な査定価格を知りたい
→訪問査定
⑥オーナーさんの情報、連絡先を入力する
オーナーさんの情報を入力していきます。名前、メールアドレス、電話番号、住所はすべて必須です。
⑦「番地」「建物名」「部屋番号」を入力し「個人情報の取り扱い方針」に同意して「次へ」
「個人情報の取扱方針に同意の上、次へ」をタップすれば、次の画面に進みます。
⑧査定結果が表示されるのでチェックして査定を依頼
今回は運営会社6社のうち5社が候補に挙がりました。
- 東急リバブル
- 小田急不動産
- 野村の仲介+
- 住友不動産販売
- 三井不動産リアルティ(三井のリハウス)
査定を依頼したい不動産会社にチェックして「送信する」をタップして申し込み完了です。
入力直後に入力したメールアドレス宛にメールが届きます。
査定依頼した業者が一覧で表示されるので、間違いがないか確認しておきましょう。
すまいValueを通じて「不動産会社の大御所」に出会おう
すまいValueであれば査定を依頼した不動産会社が相談先にもなり、売却後のサポートもしてくれます。
査定から契約、売却にいたるまでトラブルなく不動産会社の大御所をパートナーにできるのがすまいValueです。
まずは公式HPで自身の土地が査定してもらえるか診断してみてください。
不動産売却という海原で、名だたる不動産会社に売却成功への舵取りを委ねましょう。
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