「土地って不動産会社に買い取ってもらえるらしい…」
「普通に不動産会社に仲介して売却するのと、どっちの方がいいの?」
このような疑問を抱える方のために不動産会社による土地買取について徹底的にまとめました。
買取にまつわる不安に、土地活用プランナーの資格を持ち数々の取引に精通している筆者が全力でお答えします。
最後までお読みいただければ、
- 売却価格にそこまでこだわりのない人には買取が向いている
- 時間と手間をかけても査定額にこだわりたい人には仲介が向いている
ということが分かっていただけることでしょう。
知識のないまま不動産会社にいいように売却を進められてしまう前に、ぜひこの記事で土地売却について整理してください。
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Contents
そもそも土地の買取とは?仲介との違いを解説!
土地を売る手段としては買取以外にも仲介という方法があります。
土地売却の2つの手段!
- 買取取引:不動産会社に土地を買い取ってもらう
(土地所有者と不動産会社の取引) - 仲介取引:不動産会社の紹介してくれた人に土地を売る
2つの取引の大まかな特徴は以下の通りです。
買取 | 仲介 | |
---|---|---|
売却額 | 仲介よりも安くなる場合が多い(60%~80%) | 買取よりも高くなる場合が多い |
仲介手数料 | 0円 | 売却額の約3% |
販売期間 | 一ヶ月以内 | 決められない |
広告 (近隣に知られる) | 不要 | 要 |
手間(見学対応/交渉) | 最小限 | 要 |
それぞれの仕組みについて掘り下げて解説していきます。
買取は売り主と不動産会社による一対一の直接取引
買取は土地の売り主(個人)と不動産会社(企業)の直接取引です。
所有者が買取依頼を持ちかけると不動産会社は土地調査を実施。
買取見積もりを提示してくれます。
土地所有者が査定結果に合意すれば契約です。
最終的な土地の使用者ではない不動産会社が転売を目的に買い取ります。
仲介は売り主・不動産会社・買い主による三者間取引
土地の売り主と購入希望者に加えて不動産会社が仲介で関わる取引です。
- 広告宣伝
- 売却価格の調整
これらの業務を担いながら、人脈不足で買い手を見つけるのが困難な売り主をサポートするのが不動産会社の役割。
手数料として売却価格の約3%(仲介手数料)を徴収されます。
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◎いえカツLIFEの利用例(査定結果)
- 買取業者A社…売却価格:3,500万円・売却期間:1ヶ月
- 買取業者B社…売却価格:3,800万円・売却期間:1ヶ月半
- 仲介業者C社…売却価格:4,900万円・売却期間:6ヶ月
- 仲介業者D社…売却価格:5,050万円・売却期間:7ヶ月
- リースバック業者E社…売却価格:2,900万円・売却期間:1ヶ月
- リースバック業者F社…売却価格:3,200万円・売却期間:1ヶ月
申し込みは一度でいいので、買取か仲介か迷っている人には便利な業者です。
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関連記事以下の記事ではいえカツLIFEのメリット・デメリットを詳しく解説しています。
土地買取のメリットは"不確定要素"がないこと
買取が仲介より優れている点以下の5つです。
買取のメリット5つ
- 売却までが早い
- 確実に売り切れる
- 融通が利く
- 売却が知られない
- 仲介手数料がかからない
それぞれの点について詳しく見て行きます。
【メリット①】土地売却までの期間が早い
買取は依頼を不動産会社に持ち込んでから売却完了までが早いです。
一ヶ月もあれば売却にこぎつけられるのは買取の強みとなっています。
買取による売却
目安として契約成立までの期間は1ヶ月。
必要な手続きが不動産会社による査定のみだけなので、契約までスムーズに進みます。
仲介による売却
こちらは3ヶ月から長ければ1年以上を覚悟しなくてはなりません。
購入希望者を探す広告から始まり、希望者が見つかってもそこから購入までたどり着かないケースも多々あります。
「できるだけ早く土地を売りたい!」という方は土地買取を選ぶのが賢明な判断です。
【メリット②】土地を確実に売り切れる
買取は仲介よりも契約成立の確実性が高いといえます。
買取による取引
査定をしてもらえれば売却は決まったようなもの。
査定金額を飲めば売れないなんてことはまずありません。
仲介による取引
購入者が一向に見つからなければ売却できません。
また途中で購入希望者の気が変われば話はまったくの白紙になってしまうのも怖いところです。
買取を選んでおけば「自分の土地がいつまでたっても売れない…」ということはありません。
【メリット③】土地売却の条件に関する融通がききやすい
売り方に関してある程度売り主の要望を聞き入れてくれるのも買取のメリット。
売主が”お客様”として扱われるので、取引で窮屈な思いをしなくて済みます。
買取による取引
売り手(土地の所有者)主体の取引ができます。
一気に近くの土地をまとめ売りしたい場合でも、一度に買い取ってくれるなど柔軟に対応してもらえます。
仲介による取引
買い手主体の取引になります。
売却条件に関して売り手側が条件を飲まなければならないことも多く、窮屈な取引になりがちです。
一般にはお願いしづらい要望がある場合、不動産会社に依頼するのがベストでしょう。
【メリット④】土地売却が近隣に知られにくい
土地を売りに出したことが近隣に知られない点も買取は優秀。
「土地を売るなんて、あの家は今家計苦しいのかな?」などという興味本位のうわさにさらされなくて済みます。
買取による取引
買取は売却の機密性が高いです。
契約は売り手と不動産会社の二者間で完結しており、人に知られることはまずありません。
仲介による取引
機密性は全くないと言わざるを得ません。
土地の周りや新聞折込チラシで大きく広告を打つ必要があるのでどうしても近隣に知られてしまいます。
近隣で売りに出したことが噂され、好奇の目にさらされるのを嫌う人には買取がおすすめです。
【メリット⑤】仲介手数料がかからない
買取には第三者の入る余地がないので当然仲介手数料は発生しません。
買取による取引
売り手と不動産会社の2者取引なので仲介手数料は発生しません。
仲介による取引
仲介してくれた不動産会社への手数料が発生します。
「売買価格」×3%+6万円+消費税の仲介手数料を支払わなくてはなりません。
手数料は土地売却する上での無駄なお金。
買取を選べば不動産会社から中抜きされることはありません。
土地買取につきまとう“不安材料”3つ
上述の通り早く、バレずに、確実に売るにはもってこいの買取。
取り引きにおいては長所の多い買取ですが、考慮しておきたい3つのデメリットがあります。
買取のデメリット3つ
- 売却価格が圧倒的に安くなる
- どんな人の手に渡るかわからない
- いくらで売ったらいいのか決め手に欠ける
【デメリット①】土地売却額が安くなりやすい
土地買取で1番ネックなのは仲介よりも売却額が安くなってしまうこと。
一般に仲介で売却可能な価格の60%~80%が相場です。
買取と仲介で実際の土地査定額を比較
具体例として実際の売却査定額を見てみましょう。
埼玉県都市部の更地【査定額】
A社 | B社 | C社 | 仲介取引 買主Dさん | |
---|---|---|---|---|
査定・提示額 | 3,220万円 | 3,340万円 | 3,550万円 | 5,400万円 |
仲介手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | ▲181万円 |
純利益 | 3,220万円 | 3,340万円 | 3,550万円 | 5,219万円 |
金額比 | 61% | 64% | 68% | 100% |
仲介手数料の分を加味しても、買取よりも仲介の方が売却益が多く残ることがわかります。
【デメリット②】土地がどんな人の手に渡るかわからない
買取の場合は土地が誰に渡るかは買い取った不動産会社が決めるので、売り主は買い主が誰なのか知る由もありません。
場合によってはあまり社会的に公にできない個人や法人に渡ってしまうことも起こるのが事実。
また自分の土地がどのような用途で用いられるかもわかりません。
土地売却で「買い手の人柄や土地の利用方法もしっかり見極めたい」という人には、買取は不向きです。
【デメリット③】相場が不明確で買取先の決め手にかける
土地買取査定においては各社の査定額がバラバラになる傾向があり、売値の決定は少し困難です。
査定に用いる査定基準が各社で大きく異なるので、査定の相場が見えにくいんですよね…。
- 相場より高いから売る
- 相場より安いから売らない
という判断ができないので、売値の最終決断には決め手に欠けてしまいます。
“早く確実に売却したい人”には土地買取での売却がオススメ
以上のメリット・デメリットを踏まえると、査定額にこだわらない人は土地買取の方が向いています。
その中で下記に当てはまる人は特に買取がおすすめです。
- なるべく早く確実に処分したい人
- 売却を会社/近隣に知られたくない人
【買取がオススメな人①】なるべく早く確実に処分したい人
急な相続で手に入れた土地などをなるべく早く売りに出したい人には買取がうってつけ。
売却で儲けたいというよりはとにかく現金が欲しい、もしくは早く処分したいという希望を叶えてくれます。
買取の特徴をおさらい
- 1ヶ月以内という早さで売却できる
- 売却できないリスクが低い
- 売却の融通が利く
サッパリと売り切るなら買取がベストな方法です。
【買取がオススメな人②】売却を会社/近隣に知られたくない人
メリットで挙げたように売却中が公にならないのが買取の特徴です。
「近隣に噂されたくない…」と考える人でも、買取なら誰にも知られずに土地を売却できます。
“高額査定を目指す人”には仲介での売却がオススメ
逆に仲介による土地売却は手間と時間が気にならない人におすすめです。
余裕がある方は仲介でじっくりと交渉して買い手を探したほうが、土地を高値で売却できる可能性があります。
特に下記の2つに当てはまる人は、買取よりも仲介で土地売却を進めましょう。
- 土地をできる限り高く売却したい
- 近隣の住民に迷惑をかけたくない
【仲介がオススメな人①】とにかく土地の売却価格にこだわる人
できる限り土地を高値で売却したいなら絶対に仲介を選ぶべきです。
実際仲介を選ぶ人の理由の大半が査定額に満足できるからです。
たとえ査定額の差が2割程度でも、不動産売買は取引額が大きいので金額的には数百万円の差になってしまいます。
数ヶ月の取引期間が苦にならない方には不動産会社を介して土地の買い手を探しましょう。
【仲介がオススメな人②】近隣の住民に迷惑をかけたくない人
近隣の方との付き合いも深く、次の土地の利用者を責任をもって見つけたいという方は仲介を選んだ方が無難です。
まれとはいえ土地が属性の良くない個人・法人に渡ってしまうことは起こり得ます。
いくら所有権がないとはいえ、自分が昔所有していた土地でトラブルが起こるのは気が引けるもの。
仲介を選べば買い手の人柄や企業の色を吟味した上で土地の売却先を決めることができます。
【悪評は参考にならない】土地買取も状況によっては利用価値アリ!
最後に不動産会社による土地買取と、不動産会社の仲介による土地売却の長所・短所をまとめておきます。
買取 | 仲介 | |
---|---|---|
売却額 | 仲介よりも安くなる場合が多い(60%~80%) | 買取よりも高くなる場合が多い |
仲介手数料 | 0円 | 売却額の約3% |
販売期間 | 一ヶ月以内 | 決められない |
広告 (近隣に知られる) | 不要 | 要 |
手間(見学対応/交渉) | 最小限 | 要 |
売却価格に関して、土地買取は原則仲介の額を超えることはできません。
しかし以下の点で買取を選ぶ理由は十分にあります。
買取のメリット
- 土地売却までが早い
- 確実に土地を売り切れる
- 条件の融通が利く
土地の売却金額よりも売却までのスピード感を重視するなら、買取で土地売却を進めましょう。
一方で「土地を高く売ること」にとことんこだわる人は、買取を選ぶべきではありません。
仲介を選んだ方が、土地を高値で売却できる可能性が高まります。
土地売却における買取と仲介は一長一短なので、あなたの要望にマッチした方法を選んでください。
【ソニー不動産なら買取と仲介の同時進行OK】
「まだ買取か仲介、どっちにするか決めかねている…」という方は、買取保証サービスがあるソニー不動産に土地査定を申し込んでみましょう。
ソニー不動産なら、
- まず仲介であなたの土地をできるだけ高く買ってくれる買い手を探す
- 買い手が見つからなかった場合は、ソニー不動産に買取してもらう
という形で土地売却を進めることができます。
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【一括査定を利用すれば、複数の不動産会社から土地の売却価格を査定してもらえる】
「まだ自分の土地がどのくらいで売れるかわからない…」という方は、まず一括査定サービスを利用してみましょう。
たった1回申し込めば複数の不動産会社が土地を査定してくれるので、あなたの土地価格の相場を知るのに役立ちます。
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