「土地活用プランナーって具体的に何をしてくれるの?」
「自分も土地活用プランナーの資格を持っておいたほうがいいのかな?」
このように土地活用プランナーの名前を聞いたことはあっても、具体的に資格や資格取得者について詳しく知らない人は多いでしょう。
- 土地活用プランナーの概要・役割
- 土地活用プランナーの業務内容
- 土地オーナーが土地活用プランナーの資格を取得することの是非
3つを中心に土地活用プランナーについて解説しているので、参考にしてみてください。
もう土地活用の一括資料請求は利用しましたか?
土地活用のスタート段階で大切なのは情報収集。
とりあえず資料を集めないことには「どんな方向性で始めていいのか」「どのくらいのお金が必要なのか」がわからないので、スムーズに進行できません。
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POINT関連記事以下の記事では土地活用で知っておくべき知識についてわかりやすく解説しています。
Contents
そもそも土地活用プランナーとは
土地活用プランナーとは内閣府所管で2010年に発足した土地活用の専門資格。
公益社団法人「東京共同住宅協会」が実施している試験に合格した人に資格が与えられます。
東京住宅協会とは約50年の歴史を持つ団体で、賃貸住宅経営の支援が活動のメイン。
アパート建替えの長期低金利融資制度の実現や、アパート用地の固定資産税の減免など、制度改善に貢献してきた。
土地活用プランナーは専門知識や経験、人脈を駆使して、土地オーナーの土地活用をコーディネートしてくれます。
土地活用プランナーの役割
土地活用プランナーの業務の最終目標は「土地オーナーの利益を最大化すること」です。
土地活用でガッツリ儲けるためには、立地や土地の形などオーナーが所有している土地の特性にあったプランを選び抜くことが必要不可欠。
資格取得で携えた専門知識や、実際の業務経験に基づいて、あなたの収益最大化をサポートしてくれます。
【土地活用プランナーが備えている専門知識】
- マーケティングに関する知識
(周辺地域の物件事情や賃料相場に関する知識) - プランニングに関する知識
(ゼロベースで事業開始まで、無理なく進められるように計画するための知識) - 事業収支計画に関する知識
(利回りを元に、税金や必要経費を加味しつつ適切な収支目標を立てるための知識) - 税務や法務に関する知識
(確定申告や相続に関する知識、建築基準法など土地活用に関連する法律の知識)
土地活用プランナーの業務内容5つ
土地活用プランナーの業務は具体的に次の5つです。
- 土地活用のプラン評価
- 土地活用全体のスケジュール管理
- 資金調達のための交渉
- 建設会社を選定
- 工事現場を監視&統率
土地活用全般のことを手広くこなしてくれるので、土地活用を考えている人は"ブレーン"としてタッグを組んでおいて損はないでしょう。
複数の土地活用のプランを第3者の立場から公平に評価してくれる
土地活用においては「複数の不動産業者から土地活用のプラン資料を集める※」というのが鉄板です。
ただプランをたくさん集めすぎてしまうと「結局どのプランを選んでいいのかわからない…」ということが、往々にしておこります。
そんな時に頼りになるのが土地活用プランナー。
不動産業者とは独立した存在なので、公平な視点からプランを判断してくれます。
土地活用プランナーが土地活用プランを評価するための材料
- 実際に土地周辺を歩き回って得た"生きた情報"
- 地元の不動産業者への飛び込み調査で得たリアルな事情
- 最新の税務知識
- 弁護士との連携によって把握している法令上の制限
プラン資料が出揃ったら、まず土地活用プランナーに指示を仰ぐのが得策です。
※まだ土地活用のプランを集めてない人は、まず一括資料請求から始めてみてください。
土地活用全体のスケジュールを管理してくれる
土地活用で非常に重要となるスケジュール管理も土地活用プランナーの大事な仕事。
土地活用プランナーにスケジュールを確認しておくことで、由々しき事態を防げます。
- 「スケジュールがタイト過ぎて、工事が遅れてしまった…」
- 「余計な作業が増えて、計画当初よりも大幅に予算オーバーしてしまった…」
建築会社や管理会社との間でスケジュールを固める前には、一度土地活用プランナーに目を通してもらうようにしましょう。
土地オーナーに代わって金融機関と交渉してくれる
賃貸経営や高齢者向け住宅経営など、数千万円~数億円の初期費用が必要になる土地活用においては、ローンを組むのが鉄板です。
ローンを組むには銀行や金融機関に融資を認めてもらう必要があります。
熟練の土地活用プランナーともなると、融資に関する交渉は百戦錬磨。
次の3つを第3者目線で論理的にアピールすることで、金融機関の融資担当者から融資を引き出す手助けをしてくれます。
土地活用プランナーがアピールしてくれるもの
- 事業の採算性
- 土地オーナーの信用度や人柄
- 担保に入れる土地の価値について
「金利が低い」「返済期間が長い」など、条件がいい金融機関ほど融資の条件が厳しいモノ。
土地活用プランナーは独自の戦略で、オーナーにとってより有利な条件で融資を取り付けてくれます。
建設会社選定の手助けをしてくれる
大掛かりな建物を建てる場合に重要となってくるのが、タッグを組む建設会社。
土地活用プランナーは初心者のオーナーさんにはない独自の視点で、選ぶべき建設会社についてアドバイスしてくれます。
土地活用プランナーの目の付け所
- 表面からはわからない建設会社の長所・短所とバックグランド
- 建設会社の工事現場の様子と建物の完成度・力量
シンプルに「建築費が安いから」「規模が大きいから」のような安直な理由で特定の建設会社を勧めてくることはありません。
工事現場に赴いて進捗確認・監視してくれる
土地活用プランナーは工事現場に足を運んで、工事の進捗を確認してくれます。
土地活用プランナーの現場チェックポイント
- オーナーの希望通りの設計になっているか
- 予算オーバーしていないか
- 建物に瑕疵(損傷・破損)がないか
オーナーに随時報告してくれるのはもちろん、伝言役も果たしてくれるので要望があればプランナーを介してやり取りできます。
特に所有している土地が自宅から遠い場合は、いちいち現地に足を運ぶのは億劫になるはず。
そんな時土地活用プランナーがいれば、オーナーは自宅にいながら工事を円滑に進められます。
土地活用プランナーに全てを任せきりにするのはNG
上述してきた通り、1人で5役を担うほど頼もしい土地活用プランナーですが、全て任せきりにしてしまうのはNGです。
主に土地活用プランナーの本領が発揮されるのは、建物が完成するまで。
建物完成までの動きをオーナー自身が把握していないと、その後の経営に支障をきたしてしまいます。
プラン決定→資金計画→建物無事完成
ここまで順調にきたのに、、、
オーナー:「何をしたらよいのだろう?」
→経営を軌道に乗せられない
スムーズに経営をスタートするために、最低限次の3つは把握しておきましょう。
- 建設費と工期のスケジュール
- 自身の土地活用で可能となる節税の手法
- ランニングコストと収入の見積もり
特に節税やランニングコストに関してはオーナー自身の裁量になるので、しっかり確認しておきましょう。
有能な土地活用プランナーは、
- オーナー自身に計画書のたたき台を作ってもらう
- オーナーに事業計画を練ってもらう
など、積極的にオーナーが土地活用に関われるように動いてくれます。
また仮に土地活用プランナーが1人で全て進めようとしても、オーナー側がアプローチの姿勢を見せれば、積極的に応援してくれるはずです。
土地活用プランナーと二人三脚で、より収益の高い土地活用を目指しましょう。
土地オーナー自らが土地活用プランナーの資格を取得するのはアリ?
結論からいうと、土地オーナー自身が土地活用プランナーの資格を取得するのも選択肢の1つ。
自身が資格を取得することにもメリットがあります。
土地活用プランナーの資格を取得するメリット
- 資格勉強の中で土地活用に関する専門知識を身につけられる
- 資格を持ってないオーナーと比べて箔がつく
当たり前のことですが、土地活用プランナーの資格試験に通るためには土地活用に関する知識を身に着けないといけません。
「土地活用の勉強がしたいけど、何から始めていいかわからない…」という人は、まず試験合格を短期目標として取り組んでみるのがいいでしょう。
またこれから関わることになる不動産業者や建築会社に"土地活用プランナー"として、接することができるのもメリット。
タチの悪い不動産業界の人から「この人は素人だから…」とナメられることは少なくなります。
■土地活用プランナーの肩書きがない場合
不動産業者の心境:(どうせ専門的な話してもわからないだろうから、適当にごまかして契約までこぎつけよう…。)
→「知識がない」という弱みにつけこまれる恐れがある。
■土地活用プランナーの肩書きがある場合
不動産業者の心境:(資格を持っているからある程度の知識は持ってるな…。適当なことを言ったら、見透かされてしまいそう…)
→「知識がある前提」で対応してくれるから、建設的な話ができる可能性が高い
多少自分を大きく見せるという意味でも、土地活用プランナーの資格取得は有効だと言えます。
土地活用プランナー資格試験の概要
問題は全40問のマークシート形式で制限時間は60分。
合格率や合格者の正答率に関しては公開されていないので、難易度はベールに包まれています。
偏差値も不明です。
ただ1つだけ言えるのは昔と比べて試験の難易度が上がっているということ。
一昔前までは「テキスト持ち込み可」でしたが、2016年から「テキスト持ち込み不可」になっています。
受験を考えている方は、
- 土地活用プランナーの養成講座のテキストを購入する
- 東京共同住宅協会のセミナーの受講する
などで対策するようにしましょう。
【参考:土地活用プランナー認定試験について(外部サイト)】
土地活用の成功を望むなら「プランナー」と「資格」を有効活用するべし
本記事でも紹介したように、土地活用プランナーの相談相手を1人でも確保しているだけで、あなたの土地活用はスムーズに進行します。
ただ、だからといって土地活用プランナーに任せきりになるのはNG。
土地活用プランナーの計画や行動をしっかり確認して、経営開始時にスタートダッシュできるように準備しておきましょう。
また「自分で何か土地活用に関して勉強したい!」という人は、自分で資格試験にチャレンジしてみるのもアリ。
ゴールなしでやみくもに知識を身につけるよりも「資格取得」というゴールを設定した方がはかどります。
土地活用プランナーの資格や、資格取得者とうまく付き合きあいながら、土地活用への第一歩を踏み出してください。
土地活用するならまずは「一括資料請求」から
土地活用のスタート段階で大切なのは情報収集。
とりあえず資料を集めないことには「どんな方向性で始めていいのか」「どのくらいのお金が必要なのか」がわからないので、スムーズに進行できません。
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1回登録しておくだけで、2社以上の不動産業者にまとめて資料請求を依頼できます。
利用する一括資料請求サービスはNTTグループで信頼性抜群のHOME4U土地活用がおすすめです。
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